出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命

このゲームの感想として時間停止の仕組みが面白かったんですよ
正直、そっち方面の感想はあまりないだろうと予測してますので、じゃあ自分がやるべ、と
一応、わたしの思考・分析によるものであり、他の方の感じたものを否定したり蔑んだりするものではありません
製作者の代弁でもありませんので、間違いかも知れません
また、特性上ネタバレの話となり、今回は伏せたりとかもしていないのでご注意ください

〇時間停止の仕組み
いきなり本編ですがw
本作品での時間停止はアトロポスウォッチによってもたらされます
ではアトロポスウォッチの仕組みとは
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アトロポスの力を具現化したものですから、じゃあアトロポスの力って?
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「普通の人間が白亜の次元に入ることなんて不可能」「アトロポスならぬ悠真は帰れる」などから時間軸を俯瞰できる次元に存在できるというのがアトロポスの能力と推察できます
より具体的に言うなら、アトロポスウォッチを使用した瞬間の時間軸を俯瞰できる次元に、5分間存在できるでしょうか

実はこれ、少なくともこのゲームをやった人は体験してるんですよ
例えばゲームの最中に電話がかかってきて一時的に止めたとしましょう
わたしたちから見て、ゲームの時間はそこで止まります
電話が終わって再開したら時間が動き出すわけです
白亜が状況把握できるのも、アトロポスウォッチの使用内容を事細かに把握しているのではなく、そもそも悠真の行動を俯瞰していると考えると辻褄が合うんですよ
なお、時間軸を俯瞰することはできるものの、与えた変化の影響を確認するには観測する必要があると推察されます
これもゲームに例えると、スキップで結果だけ見ても何がどうしてそこに至ったか把握は難しい、と

強引な解釈もありますが、単体ではイマイチ理解し辛い個別の理論も当てはまります。
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本来の意味での時間停止なら空気等も停止するはずという解釈に対する解となっています
モニターからキャラを出すような、ある意味もっと荒唐無稽なシステムになった気もしますがw
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この最小単位を1クリック分とみると、クリック前後の間の時間に存在できると
ちなみに空間も含まれますが、前作神ヤバのド根性部屋も近いかも知れません
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〇時間改変について
先に述べた時間停止はアトロポスの能力の仕組みであって本質ではありません
では本質はというと、今後の世界を変革する悠真という存在の運命を確定するって話は本編中何度か出てきます
つまりは本来進むはずの未来を、より良い方向に改変する役割というのが本質と思います

まず最初に、わたしは基本的に時間の改変はできないと考えています
例えばわたしが過去に戻って関ヶ原で西軍を勝たせたとしても、その時点で西軍が負けることを知っているわたしが存在矛盾になるというのがその理由です
しかし時間軸を俯瞰できるという能力によってそれは解消されています
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代わりに変化を観測しなければいけなくなっていますが

さて、時間を改変するのに必要なのは、改変前後を認識することです
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変える前の未来を知っていて、それが望む方向に変わっていることを認識できなければ出てこないセリフです
すなわち「観測者」は世界の修復や生来もつ役割とは別に、明確な意思をもって干渉していることになります
ではそれは誰の意思なんでしょうか?
ここからは妄想に近い話になりますが、わたしは桜良ではないかと思っています

①本編ではアトロポスウォッチによる変化は度々語られていますが、その前にあまり取り上げられていない大きな改変があります
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白亜がアトロポスにならなかった時間軸です
この変化は白亜が瑠璃ルートで行ったことなんか比べ物にならないレベルの過干渉です
大きな流れは変わらないという前提条件から、白亜のことを忘れずに復元細胞に至るというのが「観測者」が過干渉を行っても避けたかった時間軸であると推測できます
悠真本人を消す、桜良の事故を防ぐ、ではなくて、ね(まあ物語が成立しなくなりますけどw)

②非常に狭い関係者なんですよね
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白亜が偶然アトロポスになり悠真が偶々人類に変革をもたらす
むしろ干渉に因るものと①で書いたとおり、本編では天命と捉えていましたね
しかし白亜を消すという理由はあっても、アトロポス=確定するものにする必要まではありません
仮に素養があったからとしても、私情を挟むのが目に見えている悠真を担当させるのは普通避けるでしょう
加えてクロートーもアトロポスを監視するのが役割なら、必要以上に悠真やその周囲に関わる立場は避けるべきでしょう
アトロポスがやらかした時に出てくれば良いんですから
さらに悠真が人類に変革をもたらす役割だからアトロポスの次元に到達できたは結びつき辛く、それらを含め天命=「観測者」の意思が反映された人選に思えるんですよ

神様・企画者様・ライター様を除き、かつ折角のSF題材なのでこのシステムを構築できる素養と動機があるのは桜良かなと
悠真だったら白亜を忘れてまで改変しようとは思わないだろうし、梓は私情を挟むことを良しと思っていない傾向があるので

纏めると
・白亜を忘れずに復元細胞発明に至る悠真を見て改変を決意する
 →直接干渉できる役割を白亜・梓・悠真に付与する
  (自身がなった場合、自己矛盾でシステムを構築できなくなる可能性を想定)
  →白亜がアトロポスになる時間軸が生成
   (ちなみにこの時間軸でも前提条件から時間軸俯瞰システムは生まれると予想)
   →白亜の干渉により本編へ
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〇最後に
合っているかどうかは別として、こんな感じで楽しんだのですが、難しいのは本編そのものとは結び付かないんですよ
恐らく購入層もそれを狙っていた人は、自分含め居なかったでしょうし
でも、何だか分からんけど時間停止能力を手に入れたぜー、よりは仕込みがしっかりしていた方が厚みは出ると信じているので
その演出を「意外性」にできるか「クソシリアス」にしてしまうかは腕の見せ所なんでしょうけど

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