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zoom RSS 【レビュー】晴のちきっと菜の花びより

<<   作成日時 : 2015/04/03 00:03   >>

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わたしの交友関係の薄さを露呈しただけでしたねw
という前置きはさておいて、正月に宣言していた「晴のちきっと菜の花びより」のレビューになります
まず最初に、このレビューはネタバレが基本になります
まあ一番大きいのはOHPで出しちゃってたりしますがw、一応配慮として→このように←隠していたりするので反転してご覧ください
また、本レビューはわたしの思考・分析によるものであり、他の方の感じたものを否定したり蔑んだりするものではありません

『晴のちきっと菜の花びより』発売中です!

このゲームですが、はっきり言って万人に勧められるタイプのゲームではありません
まずは悪い部分をいくつか挙げると、

・テキストはお世辞にも上手いレベルではありません
 体験版等でイマイチと感じたら、それはまず覆らないと思います

・ルート格差が大きい
 にも関わらずロックがかかってるルートがあるわけでですね

・主人公とユーザーの情報に剥離が生じる
 これは構造上の問題なので一概に悪いとは思いませんが、気にする方も多いので

じゃあなんでわざわざレビューするかと言うと、刺さる部分があったわけでして

・主人公の問題を初期に分かりやすい形で見せた
 そのため細かな言い違いや行動が目につきやすくなっています このみと菜乃花の対比が分かりやすいですね
 また仕込みかどうか微妙なところももしかしたらって気になります
 ちなみに記憶喪失の人は自分の記憶に疑問を持たないというのを実体験したわけでね

・上記問題を前提としてキャラが動いている
 これがレビューを書きたいと思った一番のきっかけでして
 ヒロイン側の問題解決が主流な中、主人公の設定が物語を動かしているという好例かと
 知らなかった玲於奈の反応が対比として面白かったです
 また、前提が分かると印象が変わるものもあり、特に本編時点でこのみが非処女を前提として読むと面白いです

さて、それでは各ルートを掘り下げていきます
ちなみにわたしがクリアした順ですw

○菜乃花
菜乃花はその存在自体が前提条件なんですよね
潤とのやり取りとか、キスシーンでの反応とか、デートとか、彩菜が生きていればそのまま続いていたであろう日常
故に「お姉ちゃん……」「なーに、このみ?」の反応はこのルートを象徴するシーンかと
全体的に突飛な展開がなく纏まったルートだと思いますが、ラストの締め方は個人的に合わなかった
このみが復活したところで締めた方が綺麗だったんじゃないかなと
これは後ほど述べますが、思うにプロットの段階で菜乃花の立ち位置は確定してるんだろうなと
良くも悪くも、ね
余談ですが、選択肢で誰のフラグも立てない場合、このルートになります
狙った可能性は低いと思っていますが・・・

○花梨
このルートはソフトボールと妹の話をメインに据えると、至って良くある、あまり評価されないルートかと
しかし個人的には前提条件が絡むことで見え方の変わる面白いルートでした
雨の告白は、ルートのみならずこの作品全体を象徴する名場面と思います
「あなたは何もわかっちゃいない!あなたがどれだけ“彼女”のことを愛していたか!」
菜乃花ルートを先にやっていると特に響くセリフです
重要なのは晴真君が忘れていることではなく、晴真君以外が覚えているということ
花梨のみならず、初登場時の玲於奈以外はこれを前提として行動しているわけでして
この場面のみ“このみちゃん”なのも地味にポイント高いです

その立ち位置にいるという罪悪感を考えると、割と突飛に思える展開も分かるように感じる不思議
余談その2ですが、えちぃで童貞推しですが、晴真君忘れているだけで童貞じゃないんだよね・・・

○雨音
全スキップで良いですよw、と言ってしまうのは簡単なのですが、レビューにならないので少々詳しく
このルートは雨音と時雨の話になりますが、
問題は花梨と異なり、前提条件を生かした展開が殆どなく唐突な展開が前面に出てしまったこと
菜乃花を雷電もとい説明役としてしまったこと
都合の良い奇跡を起こしてしまったこと 彩菜の立場がない・・・
呼び方の違いだったり、「晴真の記憶が戻った時……その記憶に翻弄されるのは、無くした時の当事者じゃない、あの子だから……」ってセリフとか、割と刺さるんですけどね
ちなみにアップデータ1.01以降で加筆されていますが、他ヒロインより少なかったえちぃ回りの追加なので、内容に大きな変化はありません

○このみ
他ルートをクリア後に解放される最終ルート、答え合わせと思いきやもう一手仕込みがあります
このルートの肝は言わずもがな、彩菜の死が記憶喪失の直接原因ではなかったこと
伏線自体はあるのですが、分かりやすい方をメインに見せているため、違和感くらいにしか感じなかったです
木を隠すなら森、ってやつですね
またこのルート以外では完全に記憶が戻っていないことも分かります
花梨ルートはもちろん、菜乃花ルートでは祐希達を彩菜と同学年と思っていますし、雨音ルートでは1ヶ月前と思っています
そもそもこのみのことを完全に思い出しているなら、あんな態度とれないよなぁと

ただ、展開はちょっと雑かなと思いました
ロックの関係で大体の情報は出揃っているので、ヘタに長くすると冗長的になるのが難しいですけどね

○1.02
ルートが追加されるパッチになります
サントラに曲があったり、Blogで明言されてたりしたのですが、逆に言えばそれを知らない人は他に情報源が殆どなく、気付かなかった人も結構いたみたいです
このルートは隠しヒロインと細々とした伏線回収になります
晴真君が時雨を認識してたり、菜乃花ルートのちょっとした違和感とかね
しかし何というかエグいルートだなぁと
何がエグいってこのみが死者を送る者になってるってこと
その条件を考えると、ね

締め方も菜乃花ルート同様、かなり歪に感じます
以下はわたしの解釈ですが
キャッチコピーである「この雨が上がっても、きっと彼女を待っている」は、玲於奈の「あの時、初めて咲いた、わたしを映す心の花は、今でも枯れずに、晴れた日の太陽を待ち続けています」とリンクしていると考えています
そう考えると、
“彼女”とあるので視点は晴真君
“この雨が上がっても”なので現在は雨、つまり彩菜を失ったこと
そして“も”なので、悲しみが癒えても後半部は変わらない
“待っている”とは片思い
纏めると「あやなを失った傷が癒えても、きっと彼女を思い続ける」、これは全ルート一貫していると思います
そして重要なのは、彩菜の死は覆ようのない前提であり、その思いの成就は晴真君が玲於奈の思いに答えるくらいあり得ないわけですよ
その前提を覆すには、捻じ曲げた形で解決するしかない、というのがプロット段階で決まっていたのではないかなと思います


○総評
最初に述べたとおり、個人的には刺さる部分が多かったものの、客観的に見て高評価はできないかなと思います
おすすめできる人も、「絵が好みであるか幼馴染が大好物で、途中で折れない人」なんて条件になってしまうわけで
しかし他とは少し違う、というところが伝われば幸いです
いざやってみて想像と違うじゃないかと思っても責任取れませんけどねw

おまけな話
企画・メインライターの種村いのりさんは「your diary」の人なんですね
ゆあだいは正直言って雰囲気良かったねってくらいしか印象が無いのですがw
これだけ構築できるなら、テキストのレベルを上げられれば化けるかも知れません

奥井亜希「魔法の呪文」
10年想い続けると聞いて思い出した曲、ブライダルソングやねんけどなw
そういう人にめぐり合えるのは幸運と思うのと同時に呪いでもあるよなぁ、とふと
そんなこと考えてるから独り身なんだけどな(自虐

今回書こうと思ってから記事にするまで時間があったので、試行錯誤しながら煮詰めていったんですが難しいなと
頭の中で「伝えたい」って思ったものが、文章にすると余計なものが増えて薄まってしまうというか
これでもだいぶ削ったんですよね、パッケの話とかシステムボイスの話なんかも考えてたんですけど
恐らくこれ以上煮詰めても、何かが降りてこない限りはクオリティは上がらないのではないかと思います
そういう意味ではわたしの視点とか考え方、そして文章能力の基準になるのかなと
うん、物書き向いてないねw

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